名言集
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【転職体験談】意味のある転職をしたいじゃないですか?

 転職をしたことがありますか?
 今の時代、転職を経験した方は多くいると思います。かといって、何度も何度も転職をして慣れているという人もいないでしょう。終身雇用の時代ではなくなって、転職が盛んになっても、やはり職を移るということは簡単な事ではありません。守るべきモノができ、歳を重ねればなおさらです。
 転職ビジネスが盛んになり、色々な情報が錯綜するなかで、今回はあくまで就職する本人目線で実体験を元にひとつの転職情報をお伝え出来ればと思います。

■ 「転職の動機」が「譲れない条件」

 転職をするにあたって、まず考えることは、「何故、今の会社を辞めるか」ということです。今の会社に全くの不満がなければ、そもそも転職を考えようとうは思いません。【給与】【待遇】【勤務地】【人間関係】色々な要因はありますが、何を改善する為に転職をするかです。
 転職をするにあたって、買い物をするかのように候補をいくつも並べて見比べて、「じゃぁコレにしようかな」なんて決める事はできません。求人票などの記載された少ない情報だけで、ある程度絞った上で、こちらから一つ一つアプローチをかけなくてはなりません。
 その絞り込みが大きな成功の秘訣となります。いわば「こだわり」です。
 それを無くして、無計画に転職活動をしては、その【何か】が嫌で転職をするのに、転職先がまったく同じ【何か】をもった会社だとしたらまったく意味がありません。
 私の場合は【将来性】でした。前の会社は非常に問題の多い会社ではあったのですが、ある程度の我慢は仕方ないと思っておりました。しかしながら、10年後どうなっているだろう?と考えると、存続していないんではないかと予想できますし、会社としても10年後のビジョンは全く持っていない会社でした。
 【給与】は変わらず、【待遇】は極度に過酷でなければ大丈夫、【勤務地】は現住所から通える範囲で、【将来性】のある会社という条件で転職活動を始めました。

■ 「転職サイト」と「エージェント」

 自分の中での方向性を決めた上で、実際の転職活動ですが、オススメする方法は、やはり「転職サイト」と「エージェント」に頼ることです。ではどこの転職サイト、エージェントがいいんだろう? となりますが、逆にそこは絞りません。使えるだけ使えばいいのです。
 私の場合、「DODA」「enジャパン」「マイナビ」「イーキャリア」「広告求人.com」「リクナビ」など、多くの転職サイトに履歴書・職務経歴書をアップして、スカウトに登録をしました。その上で各サイトの自分の条件にあてはまりそうな求人にひたすら応募をしました。
 年齢にもよりますが、書類審査ですら簡単に通るモノではありません。私自身前の会社で求人の面接を担当していたこともありますが、書類で的確な判断できまが、それでも選考しなくてはなりません。またその時の人事担当者の予定や、実際の応募者数によっても大きく変わりますし。実際に求人を出していても、ほぼ採用する気がないと言う場合もあると思います。この一般的に大きく表に出ている求人で先に進むには、大きな「運」と「根気」が必要になってきます。
 そこでエージェントなのです。この転職サイトに上げた、履歴書・職務経歴書の情報や、求人応募履歴の情報を見て、エージェントから「一度、面談をしませんか?」とアクセスが来るはずです。直接エージェント会社に行って面談を受けることもあれば、電話やメールでやり取りをする場合もあります。彼らは一般的な求人だけでなく、いわゆる「非公開求人」というものを持っています。また一般的に企業が求人サイトに掲載をする場合に払う掲載料と違い、エージェントは企業と完全成功報酬型の契約を結んでいる場合が多いのでしょう。彼らにとって、人を集めて自分の持っている「求人先」に斡旋することが利益になるので、本気で就職を探してくれるのです。
 私の場合、転職サイトで50件程度応募をしました。インターネット上でボタンを押すだけなので簡単なものです。身分不相応なものや、条件と離れているものも含めてとにかく数を打ちました。その中で書類審査を通って面接をしたのが数件、全て面接の対応は良かったものの、まったく感触は掴めず、次に進むこともありませんでした。
 その活動中、連絡が来たエージェントが6社程度。こちらの希望を聞いた上で、何社か資料を出してくれ、その中からこちらで書類審査に出してもらうものを選びます。エージェントはその時点で、この企業にはこの人は通らない、この企業なら求人票に書いてある人材とは違うけれど合ってるのではないか?と考えた上で進めてくれるので、書類審査も50%くらいは通り、面接まで行くことができます。
 面接まで行くと、こちらとしてもちゃんと言いたいことも言えますし、企業の雰囲気も掴めます。エージェントを通して面接を受けたのが3件。うち1件は「年間休日80日以下」と聞いた時点で辞退して帰ってきてしまいましたが、2件から内定をもらいました。2件とも【勤務地】は希望より遠くなりましたが、【給与面】では大幅なアップとなりました。

■ どこで決めるのか? 人生の分岐点

 そこからは非常に迷いました。A社は会社の雰囲気が良いけど、職種が自分の経験の範囲になく、それを新しい経験が出来るチャンスと前向きに捉えられるか。B社は給与面はA社よりも良く、職種も希望通りのもので自分が自信を持ってアピール出来る分野、しかしながら社風が、前に辞めた会社のような封建的な親族経営タイプ。
 これからの人生を決める大きな決断です。迷いに迷って考えついた結論は、最初にのべた「こだわり」でした。A社の「将来性」、そこで働く写真の「前向きの姿勢」に非常に惹かれる部分があって決めました。
 もちろん今後も、両方で働く経験は得る事ができないので、どちらが良かったと実証する事はできません。でも自分の判断には満足をしております。
 この文章を読んで下さった方、転職を考えている方かもしれません。今の時代「転職」はアリだと思います。景気が良くなったとか、それは一部だけで実際は良くないとか、色々なことが言われています。でも確実に求人は増えています。転職者数も増えています。そのことは間違いがないと思います。多くの人が新社会人になる20代・・・ちゃんとした判断で「働くべき会社」を選べる人が何人いるでしょうか? そんな経験値が溜まってるでしょうか? 新たに道を見つける事は悪い事ではありません。もし迷っている人がいるならば、是非とも新しい道に踏み出す事を考えてみて下さい。そして前向きな良い転職ができることを応援しております。